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あっこ様
みなさま
約半年にわたってご紹介してきた
順天堂大学教授 樋野興夫先生の
「いい覚悟で生きる」(小学館 1400円+税)も、
いよいよ今回が最終回のご紹介になります。
長い間、まるで私とあっこ様の往復書簡のようになってしまい、
本ブログを独占してしまったことを、深くお詫びします。
乱筆、乱文の数々、どうぞお許しください。
>確かに、病や老は、行動範囲を狭めてしまいます。とくに行動派の人はto do (何をするか)ができなくなることで、存在意義を見失いかけることもあるかもしれません。しかし、実はそういう時こそ、基本である、to be(どうあるか)に立ち返り、しっかりと見つめる大切な時なのかもしれません。
私自身を考えてみても、4回の長期療養と、予後の通院によって、たしかにto doは狭まりました。
しかし、to beは、病気以前とは比べ物にならないくらい広がったのではないかと感じています。
脳脊髄液減少症について知識を得て、高橋先生や関係者の方とお知り合いになれたのも、このブログに書き込ませていただいているのも、樋野先生のご著書に出会えたのも…、すべて、私が悪性腫瘍に罹ったればこそです。
さて、本文です。(以下、引用。)
誰にでも。自分の人生と向き合うチャンスは思いがけず与えられます。それががんや病気を通してであればなおのこと、これからの人生に確かな意味を見出すきっかけにしてほしいと思います。たとえ別れという悲哀の使命からもまた学ぶことはあります。そこから何か自分にできることに行き着けば、今度は、世に与える人生を得るチャンスにもにもなるのですから。
(以上)
樋野先生のご著書の末尾をそのままご紹介しました。
ほんとうに、このようになりたいものだと、改めて深く思います。
このあと
「患者さんが笑顔を取り戻すために医療の革新をめざして」というあとがきがあるのですが、わたくしの母の郷里である万座温泉に療養施設を建立したいとのお考えまあるようです。
ぜひ、実現していただければ、群馬県人としても鼻が高いです。
この著書を、少なくても、わたくしの紹介で、あっこ様と高橋先生に読んでいただけたことは、私にとってこの上ない喜びです。
この場をお借りして、厚くお礼を申し上げます。
2015.8.26 (完)
あきちゃん先生
こんばんは。
こちらこそ、本当に毎回有難いお言葉の数々ありがとうございました。
かーこは、脳脊髄液減少症になって、それを克服したわけですが、
その過程で今まで気づきもしなかったことを気づかされたり、そして理不尽という現実が世の中にまかり通っている事実もしり、そして、それがゆえに、どうあるか・・to beも考えさせられることが多くありました。また、喜怒哀楽の起伏があんなに激しい時期も今まで経験したことがなかったのですが、それ以上にいろんなことに感謝することも多くありました。
かーこの辛かった病から、私はあきちゃん先生とも知り合うことができたり、ギフトも多かったように思っています。
かーこは、病の前よりも生き生きとして仕事に打ち込んでいます。
お互い、忙しい合間に電話で話すことがありますが、その内容には、やはり、おまけの人生をいただけた感謝がかーこの言葉の中にあります。それは、病の前の仕事に打ち込んでいたかーことはまた違い、うまく説明できませんが、いい意味で病の経験がかーこの中で生きていると感じます。
病は失うことばかりでは決してなく、かけがえのない経験として、生きるために存在するようにさえ思います。
あきちゃん先生、沢山私たちのブログにコメントいただいて、色々なことを教えていただき、その姿勢から多くを学ぶことができました。そして、あきちゃん先生が紹介してくださいました本はどの本もとても素晴らしく、私の中に蓄積している気がしています。本当にありがとうございました。
それでは、また最後の記事をUPいたします。しばらくお待ちくださいね。