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いい覚悟でいきる 5

東日本大震災から4年が経過しました。
震災で亡くなった方のご冥福を心より
お祈り申し上げます・・。

あの日から4年・・・
月日の経つのが早いのを感じてしまいます。



それでは、あきちゃん先生のコメントを
ご紹介させていただきます。

私が悪性腫瘍の長期療養で、本当にいやだったのは、
抗がん剤や無味乾燥な病院食ではありません。
それらは、みな「改善への過程」なのですから…

一番恐れていたことは、「社会からの隔絶」です。
退院後、わたしは、家庭や学校で「おミソ」に
なってしまうのではないか…という不安でした。

幸い、入院中から整理券を出す(実際出しました!)くらいの
お見舞客に恵まれ、娘の進路面談にも「動員」されるなど、
その心配は、取り越し苦労に終わりましたが…

本題。
今回は、樋野先生の「リード文」から御紹介します。

「がんに限らず、どんな病気にも、
罪悪感を持たないでください。
一喜一憂するよりも、
自分が何をなすべきか知ることです。」

どん病気でも、その人が悪いから発症するわけでは
ありません。
不摂生が生活習慣病を悪化させるようなことが
あるように、ライフスタイルが発症の遠因になることは
あるでしょうが、それは確率の問題であって、
罪悪感を持つようなことではありません。

人に譲ることに焦りを感じたり、
自分のほうがうまくできると
競争心を持ったりしている間は、
まだ無頓着になっていません。
人に勝ったり負けたりという発想をやめて、
全部人に譲るくらい大胆になってみる。
すると、あとには自分に与えられた役割だけが
残るものだとわたしは思うのです。

私は、四半世紀、学校教育相談の係をやっています。
以前は、「子どもが、学校を休むなんて!」という
スタンスでしたが、今は、「ちょっと休んで、
体調を整えて、また、元気になって
出ておいでよ!」という応対です。


ここまで(今回は本題の他にも長めに紹介させていただきました。)


人間はどこかに帰属していないと
孤独を感じる存在だと思います。
社会に帰属して自己実現のために、あるいは
帰属集団(会社や職場)のために必死で頑張って
きた場所からの隔絶は、孤独とともに、焦燥感を
生み出すのでしょう。

専業主婦であるなら、家族のためと一生懸命
日々家事や育児を頑張ってきたのにも関わらず
それができなくなることは、心地よくいられた
場所からの隔絶を意味し、自分の存在意義を
奪われてしまったように感じるかもしれません。
家事育児は誰かがやらねばならず、それができない
ことへの申し訳なさを感じてしまうとも言えます。

しかし、そういう時こそ、周囲を巻き込んで
頼めるところは頼んで一人で抱え込まないことも
病のときは大切だと思います。
それが、「無頓着に大胆に」という言葉ともつながる
かもしれません。

「ガンに限らず、どんな病でも罪悪感を
持たないでください。
一喜一憂するよりも、
自分が何をなすべきか知ることです」

この言葉が意味することは、病になったら、
今までの自分と同じように生きようとするのではなく、
(そうすることが出来れば、それでも良いのですが)
一旦、脱力して(天にまかせて)みましょう。
罪悪感を持っている間は、必要なものは見えません。
そういう感覚を捨てると、色んなものが削ぎ落とされて
自ずと大切なことが見えてきますよ・・
というようにも取れます。

それは、病になったからこその恩恵かもしれません。

競争社会で、常に誰かと比べて勝ち負けで生きるのは
しんどいことです。自分が喜ぶ生き方、どんな状況であっても
自分ができることをしようとしている方は輝いています。

脳脊髄液減少症を患って、本当に苦しい状況の中、
ガンを患った人たちへWIGを贈りたいと、髪を
のばすことを目標にして、WIGを届けることに成功した
友達がいます。洗髪も辛い病ですから、
長い髪を保ち続けるのは本当に大変だったと思います。

それでも、彼女の心は輝いているように思いました。

病は、あなたの人生のベクトルを少し変えてみたら・・
というサインなのかもしれません。もしそうだとすれば、
恨みや、憎しみ、後悔や自責などの方向へベクトルを
向けるのではなく、削ぎ落とされたあとに残ったものへ
心からの感謝をする、そしてできること・・
笑顔でもいいですから・・心が喜ぶことで
心を満たしていければ素敵だと思います。

最後に、
がんを患いながらも、あきちゃん先生のお人柄も重なって、
入院中も、必要とされていることをご実感されたこと、
多くの卒業生を見送ることができた素敵な先生として
定年退職を迎えることができることは素晴らしことですね。
本当に、お疲れ様でした。

こちらでも、必要としておりますので、今後もよろしく
お願い申し上げます(笑)。
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