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医療格差

以前、川田龍平参議院議員の著書について
尊厳というブログで紹介しました。

もう一度、その著書である、「医療格差」
を読み返してみました。
薬害イレッサの問題など、先生が
一生懸命取り組んでいらっしゃったことを
思いだしたからです。

先生は、薬害エイズの被害者であり、弱者の
立場からの視点は、とても共感がもてます。

「患者の立場からの医療政策」を作る際の、
もっとも障害となるものについてこう述べています。

「医師、製薬会社、医療機器メーカー、官僚の
癒着構造です。薬害エイズや薬害肝炎をはじめ、
繰り返される薬害の悲劇、医療費の無駄などを
生み出してきたこの利権構造の下で、「いのち」
は利益のために切り捨てられてきました。
そうならないためにも、徹底した「情報開示」
と教育を通して患者の自主性を育てることが、
患者の目線に立った、「いのちが最優先される社会」
を実現させるのです。」

薬害と脳脊髄液減少症は違いがありますが、
利権構造の下で、「いのち」が利益のために
切り捨てられてきた・・という事実は同じです。

「情報開示」に関していうなら、都合の悪い
情報の隠ぺいは巨大組織により長い間
行われてきました。


内部疾患についても、川田先生はこう述べています。

「内部障害の場合は、『身体障害者福祉法』で定める
障害のうち、心臓機能障害、腎臓機能障害、呼吸器
機能障害、膀胱・直腸機能障害、小腸機能障害、
ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害(エイズ)、
肝機能障害の7つのみ適用」となり、多くの
内部障害は「蚊帳の外」です。・・・(中略)
・・たまたまその臓器じゃないことから権利が失われ、
社会への参加が閉ざされる。障害を隠さないと就職
できない。わかってしまえばクビになる。そんな社会は
変えなければならない…(中略)・・・線維筋痛症や
脳脊髄液減少症といった内部障害は本人は非常に苦しんで
いるにもかかわらずこの枠にも入らない。・・・・
(中略)障害者の枠にも入らないし、難病患者の枠にも
入らない、医師だけでなく患者本人も自分の体に現れた
症状が病気なのかどうか判断できない。
目に見えない内部障害を抱えた方々は、一般の人が想像
するよりもずっと多く存在しています。」

そして、

「どんな障害を持っていても、
誰もが平等に保障されるべきですし、
そうした社会に向けて
政治は全力を尽くさねばなりません。」

と述べています。


最後の部分・・「誰もが平等に保障されるべき」
これは、「法の下の平等」や、憲法25条で定めるところの
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度
の生活を営む権利を有する。国は、すべての
生活部面について、社会福祉、社会保障及び
公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」

いう部分と通じます。

スーパーJにでた友人は、東日本大震災の後
行政にサポートの継続をお願いしに行ったときに
以前ブログで紹介しましたが、
窓口で下記のように断られたのです。

・・・・・・・・・・・・・・・

『昨年からお願いしていた、障害年金の申請が
なかなか進まないので
4月から生活保護申請する予定でした。

3月~4月にはもう生活が限界になるからと、
以前から言っていたのに
今日、市と連絡をとってくださっている方から
連絡があって

「被災者の受け入れが優先なので、
生活保護の申請は 受けられない。
こういう状況だからわかって」

と言われました。

生保受けられなかったら、
5月から住む家もなくなり病院にも通えない。
この先、生きてく術がない。

でも・・・考えた。
私がいなかったら被災者が何人助かるだろう・・・。
私より「生きたい」人がたくさんいるだろう。
そう思うと「わかりました」と答えるべきか。

被災地でも自殺者が増えているという。
被災地外でも、みんなの目が向かないところで
追い詰められている人が
どれだけいるのだろう・・・。』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


最低限のぎりぎりの生活を一生懸命送っている
にもかかわらず・・です。

脳脊髄液減少症に関しては、訴訟が起こっています。
交通事故に関しては、多くが損保会社を相手に
訴訟を起こしています。

しかし、私はこの問題は
対損保会社という巨大勢力に対する問題に
とどまらないと考えていますし、
とどまらない方が
大きく社会を良い方向へ変えることが
できるのではないかとも考えます。

この問題は、「人権」や「尊厳」を社会全体
から無視され続けた問題として、取り上げなければ
ならないのではないか・・と思うのです。
その方が未来のためにも大切なのではないか・・と。

国会議員に、「この問題は、国には責任がない」などという
言葉を決してつぶやかしてはならないとも思います。

置き去りにされたのは、損保会社からの支援だけでなく
日本の社会全体からなのですから。


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